母娘

ファーマーズマーケットで見つけた奈良の利平栗。

栗ごはん、一応毎年炊いてるんです。
で、一応メニューに書くんです。
が、ほとんど頼んでくれる人がいない不人気メニューです。
なので毎年、「これでもう栗ごはんを作るのは止めよう」と心に誓います。
ですが、やはり目にとめると買ってしまいます。
「出なくてもいいか。。。自分で食べればね」
ほんの数週間の季節ものですもんね。
旬は食べないと。縁起物だしね。
皮を剥くのが大変でもあり、楽しくもあり。

そう思って買ってきました。
で、お留守番のすずを迎えに行って、ばぁちゃん（母です）の言葉が、
「今日は栗ごはんを炊くからね！」
。。。笑。

食材の買い物が被る事、若い頃からよくあった。
今日はこれが食べたいなぁ、と思うと
母も同じ物を買ってきては、
お互いに「また？」と笑ってました。
。。。たぶん、私が母の影響を受けてるのだと思うけど。

そして大人になっていくにつれ、
親からの影響とは関係なく沢山の新しい味覚にも目覚めてきたけれど、
やはり基本は家族や身近な人の食卓にあるんだなぁと思った今日でした。
再認識。

買えばすぐ手に入る便利な世の中です。
忙しければ、お弁当を買ってくる事もあるし外食もある。
冷凍食品も進化しているようだし、
レンジでチンもありなのかもしれません。
けど、小さな頃から食べ慣れている食卓の味は格別なものがあると思う。
母でなくてもいいし、父でもいいし、
いつも傍にいてくれた誰かでもいい。
茹でただけのものでもいいし、炒めたものだっていい。
「いつも○○が作ってくれたアレ」って、とても大事な記憶になります。
食育と言う言葉、最近よく目につくような気がします。
あのね、必ずしも手がこんだ料理じゃなくてもいいんです。
食べる事は生きる事。
けれど、五感を刺激してくれる人間としての特権でもあるんですよ〜

本日のまかない

みそ汁。ぬか漬け。紫キャベツの浅漬け。ターサイとカブの葉、卵炒め。
四万筍とこんにゃく煮。。。
四万筍、あちらこちらに出回ってたので、
これも旬なの？って煮物にしましたが。。。地味なお総菜ってホント、人気ないわ（笑）

そして母作、栗ごはん（我が家は餅米で炊くので、栗おこわ」
栗も甘くて美味しかった。


昨日のまかない

ドライカレー。ぬか漬け。ピクルス。